syuyama

朱山カレン
日系コロンビア人

2008年 鹿児島大学大学院 卒業
医歯学総合研究科

当期実施した具体的な学習・研究内容

「中国の食道がん高リスク及び低リスク地域におけるヒトパピローマウィルスの検出」

大学院を卒業するための必要単位を全て修了したお陰で、前期は研究テーマの「中国の食道癌症例におけるヒトパピローマウィルス(HPV)の関連性」に集中することが出来ました。サンプリングは中国の2つの地域で行われました。59個の食道の症例を用いて、DNAを採取しました。その後、幾つかの検査方法(PCRとSouthern Blot Hybridization法)を用いてHPVのゲノムを検出しました。陽性と出たサンプルは市販の検査キットである「INNO-Lipa」でサブタイプを調べました。最後にウィルスのタンパク質であるp16とp53の発現も調べました。

現在は補足検査を行いながら、研究の結果を論文にまとめ上げています。

HPVの研究以外、「喫煙・飲酒習慣と小児期に受けた経験に関する」の研究も進めてきました。初めに、研究の許可を「倫理委員会」から得ました。研究に使用されるアンケートの質問はアメリカで使用されているものをベースにして、つくられました。日本でこのアンケートを使用するためには様々な点をクリアしなければいけませんでした。運よく大学や先生たちのサポートもあり、現在アンケートの著作権の支払いが行われているところです。

来期中に鹿児島大学の20歳以上の学生を対象に、アンケートを行い、結果をまとめるところまで進められるよう全力を尽くしています。

生活一般について

生活上では特に問題はありません。日本の生活は安全で自分の活動に集中することが出来ています。研究のため、家に帰るのが遅くなる日が多いのですが、何の心配も無く残ることが出来ます。この様な国で勉強することが出来て本当に嬉しく思っています。それを可能にした日本財団や海外日系人協会に深くお礼をしたいと思います。

日本に来てから一つだけ中々慣れなかったのは冬の寒さです。3年目になって何とか辛い思いをせずに過ごすことが出来ました。今年は空いた時間を利用して鹿児島の温泉でリラックスをしたり、スポーツジムで運動をしたりしました。今までは寒くてこの様なことを満喫することが出来ませんでした。

その他(要望事項、特記事項、問題点等):

今年、非常に焦りを感じた出来事がありました。自分の研究データを整理・保存するパソコンを持っていますが、何らかの理由でデータが全て失われました。何とかハードディスクから情報を引き出すことが出来ましたが、数日後、完全に故障しました。この出来事で自分は学んだことは「大切なデータは必ずバックアップをとること」でした。しかし悪いことばかりではありませんでした。良いことも一つあります。この出来事がきっかけで今、新しいパソコンを使用しています。

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