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葛尾あゆみネイデ

日系ブラジル人
2007年 夙川学院短期大学 卒業
児童教育学科 専攻科(保育専攻)

学習・研究課題:

・教育課程 (教養教育・専門教育)

・ 卒業論文

当期実施した具体的な学習・研究内容;

一年間、保育士としての資格を得るための専門科目を受けながら、三つの福祉施設を実習することで多くのことを学ぶことができた。又、卒業論文も納得のいく作品と副論が完成したことで充実したこれ以上ない勉学が出来たことを感謝する。

三つの福祉施設での実習は就職する教育の現場で一番役に立つ学習であった。児童福祉・保育所では小学校へ就学する前の児童たちとその児童を取り巻く環境の中にいる保育士の仕事を身近で感じ、子どもの育児に欠かすことが出来ない、保護者を含め、保育士の重要さをしみじみと考えさせられた。

24時間の児童養護福祉施設では日本という国のソーシャルワークについて考えさせられた。治安が安全で、ある程度生活豊かであり、食料が有りあまっているが、心の病に悩み、又心の乏しさも多くある日本の社会の現実を感じた。この施設を利用している子どもたちの親はほとんど存在している。親からコンタクトは施設を通してすぐ取れるが、子ども側からは気軽に取ることが出来ない。一緒にすごす時間を楽しみにしている子どもを親の都合でキャンセルしてしまうことなどまれにあるときいた。大人の身勝手さ、自分の未熟さを痛いほど感じた実習であった。

知的障害福祉施設では、逆に大人の温かさを感じた実習であった。障害児を授かった保護者が懸命に育児をしている光景を日々感じた。又、保育士の役目を誇りに持ち仕事をする先生方にも感銘した。そして、保育する困難さと同時に保育する側に立つ仕事をする意義も強く感じた。

卒業論文では作品『ぼく・EU』というタイトルの絵本を完成したこと、そしてその絵本を印刷製本できたことが何よりの成果である。副論も満足がいくものが書けたので、満足している。

作品制作に当たってはアドバイザーの先生はじめ、大学全体が関わり、同級生、留学生など多くの方の意見・アドバイスがあっての作品である。そして、費用のことを一切心配せずに取り組むことが出来たのはこの奨学金制度のおかげで、それ無しでは完成できなかったといえる。心から感謝している。

留学期間全体をふりかえって

最初の1年目は日本の大学に入るために必要な教科の学習と日本語力のアップを新宿日本語学校で日本語と同時に留学生としての試験勉強の教科科目(数学・総合学習)を学んだ。そして、短大の大学選択と入試への準備をした。大学選択は、先生や大学情報の中から3つをしぼり、大学の見学に足を運んだ。そして、現大学を選択することにした。

2年目は大学に入り、20科目のハードスケジュールでスタートした。一般常識の科目、専門科目、免許資格のための科目、不得意科目などであった。最後の不得意科目というのはピアノの科目であるが、音符も読めず、ピアノも弾けずのスタートであったため、一番苦労した必修科目であったと思う。短大なので、4年間を2年間で習得しなければならないので

初等教育免許と幼稚園免許を獲得するには欠かせない科目であった。

その他、この奨学金制度期間中を充実したものにしたく、夏休み、冬休みの2年間の集中コースも受けることにした。その結果、学校図書館司書教諭の資格を得ることが出来た。

3年目に入ると小学校への1ケ月間実習、後、短期間の福祉施設の実習、そして同じ大学内での専攻科(保育専攻)の入試が主な学習であった。その専攻科を受けるため、留学を後一年延長することをお願いする。

さらに、この年は、大学内・大学外での学習であったこともあり、大学で学んだことを実践する機会が多く設けることが出来た。特に、公立小学校での実習では子どもたちや先生方との交流で感動の毎日が最高の勉学であった。

IMG_93764年目、一年間専攻科(保育専攻)という保育士の資格を獲得するための科目等を全て受け、無事終了することができた。この一年は大学外での時間がさらに増え、色々なケースの子どもと接する時間が多く設けることが出来た。そのおかげで日々新しい発見があり、感動があり、反省もあり、成長もあり、充実した一年を過ごすことが出来た。

この4年間、有意義な留学生活を送ることができた。大学での勉強に掛かる費用、生活費にかかる費用のことは一切心配せずに勉学に集中することが出来たこと、満足出来る卒業論文がかけたことを心から感謝している。4年間の成果を4月から就職を通して身につけたものを十分に出し切って活かしていきたい気持ちである。

留学生期間は終了しますが、今後ともよろしくお願いいたします。4年間ありがとうございました。

日本での留学生活について、満足していますか。

希望としていた日本での教育に関しての学習が十分に出来たこと、そして、4年間で大学での学問だけではなく、留学生との交流や活動で視野が広まりました。新しい発見もあり、自分自身の成長も有り、多くのことを学びました。

留学の目標は、当初計画していたとおり達成できましたか。

計画していた以上のものを獲得しました。3年の計画から4年に変更し、そのおかげで、幅広く育児に関連しての教育を勉学することが出来ました。

今後のあなたの計画について、よろしければ具体的に教えて下さい。

バイリンガル教員として、群馬県太田市の公立小学校に籍を置き、又週何時間か中学校を

訪問し、在日している南米の児童生徒の指導にあたることになりました。

日系スカラーシップは、みなさんの夢の実現に役立ちましたか?

夢を実現するための支援として、経済的、心理的にも非常に役に立ちました。自分が希望していることを受容していただき、全体を通して勉学に集中し、留学期間を十分活かせることが出来ました。

その他・何かご意見がありましたらどうぞ。

NFSAの活動に参加することで視野が広まり、団体での働きなど、多くのことを身に付けることが出来た。ラテン日系留学生BLOGを書くことで日本語の上達、書いたことの責任感も芽生え、自信にもつながるものであると認識した。